お盆も過ぎて、何となく秋を感じる風も吹く頃になりました。
夏バテなど出やすい時期ですが、皆さんは大丈夫ですか?
海外の方では、ウクライナ問題など色々難しい問題も起きています。
遠い世界の話だと思われますが、実はこの問題は日本の歯科界にとても大きく
関わってくるのだと御存知でしたか?
ウクライナのある付近はパラジウムという金属の産地です。
ウクライナ問題が始まって治安が不安定になったため、パラジウムの値段は
高騰し始めました。
このパラジウムは日本の保険診療で使われる銀色の金属に含まれていて、
パラジウムを含むことは法律で決まっています。
そのため、保険診療で使用する金属の値段も上がってきているのです。
保険診療ではそれぞれの処置によって値段は国で決められていて、医院が勝手に
変える事は許されません。
この値段は1年ごとに審査され、変更されたりします。
今回のように急激な仕入れ値段の変化には対応できないシステムとなっています。
そのため、皆さんがお支払いする値段は今のところウクライナ問題発生前と
変わっていません。
でも、このままウクライナの治安が回復しないと値段が改正されて皆さんが
お支払いする値段も上がっていくことになります。
皆さんのお口の健康のためにも早く治安が回復するといいですね。
医療法人社団 翠会 川崎さつき橋デンタルオフィス 院長 池田祐子